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旭 将哉さん(卒業生)の論文が掲載されました!

卒業生の旭 将哉さん(誠愛リハビリテーション病院)の論文が掲載されました。

「地域在住高齢者の握力は体力の代表値なのか?」
旭将哉、吉次慧悟, 八谷瑞紀、釜﨑大志郎、大川裕行、藤原和彦、久保温子、坂本飛鳥、溝上泰弘、鎌田 實、大田尾浩

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sagapt/10/1/10_79/_article/-char/ja


高齢者の体力を評価する際、「握力」を代表的な指標として用いることがあります。
しかし、握力だけで本当に体力全体を反映できるのかは明確ではありません。

214名の高齢者を対象に、握力と体幹筋力、バランス能力、歩行速度など複数の身体機能との関連を分析しました。

その結果、女性高齢者では握力が多くの身体機能と関連しており、体力の指標として有用であることが分かりました。
一方、男性高齢者では握力と関連する身体機能が限定的で、体力全体を十分に代表するとはいえないことが明らかになりました。

今回の結果は、高齢者の体力を評価する際には性別による違いを考慮し、多面的な視点で評価する必要があることを示しています。

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