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田中さん(卒業生)の論文が掲載されました!

田中勝人さんの論文が掲載されました。
「急性期脳卒中患者のトイレ動作には体幹機能が影響する」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sagapt/9/1/9_15/_article/-char/ja/

研究対象:急性期脳卒中患者49名(平均年齢76歳)。
評価した機能:握力、下肢筋力、体幹機能(TCT)など。
結論:トイレ動作の自立には体幹機能(TCTスコア)が特に関係していた。

 この研究は、脳卒中を発症して間もない方々がどのような身体機能を持っていると、その後トイレ動作を自分で行えるようになるのかを調べました。トイレ動作は、退院後の生活を左右する非常に大切な動作です。研究では、患者さんの握力や脚の筋力、体幹の安定性などを調べました。

 その結果、体幹を動かす力がしっかりしている人ほど、トイレ動作が自立しやすいことが明らかになりました。これは、座った姿勢から立ち上がったり、ズボンの上げ下ろしをしたりといった一連の動作に、体幹の安定が深く関わっているためです。

 脳卒中を経験された場合、「姿勢を安定させる練習」も生活動作の自立には大切です。
座ってバランスを取る練習や、お尻を交互左右に浮かす運動から始めてみましょう。

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